☆
患者に好みや価値観を尋ねることと、
患者に判断を押しつけてしまう「さあ、決めて下さい」ということとは
混同してはならない。
患者は常に自分の希望を表しており、
自分の価値観や好みを聞かれることは重荷にはならないが、
時には患者は決断に積極的な役割を果たしたくないと自分から言うこともある。
☆
J.Andrew Billings ,John D.Stoeckle
監訳 日野原重明 福井次矢
/臨床面接技法~患者との出会いの技/医学書院
時間に追われる保険診療の中、
一度の治療時間さえ限られてしまうのだから、
その中でのインフォームドコンセントは
さらに必要最低限にコンパクトにする必要がある。
そうすると、
決断を患者に丸投げしてしまったりだとか、
医者主導のパターナリズムに陥ってしまう。
部屋の片付けをしたときに奥から引っ張り出されたこの本。
初めて外来に出るに際して買ったのがこの本だ。
こんな本を読んで、初めての患者との出会いに緊張していたなあ、と
懐かしみながらパラリパラリとめくっていたら
上記のフレーズにドキっとした。
ああ、インフォームドコンセントの名の下に、患者に選択権を丸投げして、責任を逃れていやしなかったか。
もう一度、この本を読み返そうと思った。
臨床面接について
とても冷静に、必要な要素をまとめたこの本は、
迷ったときごとに、僕のバイブルだ。
--------------------------------------
この本をアマゾンで見たい方はこちら




0 コメント:
コメントを投稿